本・ポーランド電撃戦・山崎雅弘
1939年9月1日、英仏と同盟を結ぶ『東方の軍事大国ポーランド』に攻め込んだドイツは、わずか1か月でその国土を蹂躙、ソ連とともにポーランド領を分 割併合した。この「ドイツ電撃戦の始まり」といわれる戦争は、どのように戦われたか。また、「第二次世界大戦の発火点」とされるこの戦争は、どのような経緯のもとに始まったのか。独ソ英仏の熾烈な外交戦とポーランドの特異な歴史を描く力作。
ポーランドは、ワルシャワ・クラクフに行ったことがある。
ワルシャワでは、ドイツのポーランド侵攻、カチンの森ポーランド将校の虐殺、対戦末期のワルシャワ蜂起!
これがポーランドのトラウマになっているのかと思った。
その映像も見た。JU87が映える!
この本は何年か前に買っている。
本屋ではよく見ていた。著者の本は初めてである。
大国に挟まれた小国、中国は辛い!
かっての山岡荘八の徳川家康のキャッチフレーズがある。
大国駿河今川と尾張織田に挟まれた小国三河松平の運命!
ポーランドも辛い!
プロシア・オーストリア・ロシアに囲まれ国自身が消滅していた時代がある。
第二次世界大戦前はドイツ・ソ連に挟まれている。
軍事大国ではないが、それなりの軍事力はある。
10世紀からのポーランドの歴史が記述されている。
分割されて、国も消滅した時期がある。
地政学がある。
第1次は、ロシア・プロイセン・オーストリアによる一部分割。
第2次は、ロシアとプロイセン。
第3次は、ロシア・プロイセン・オーストリアにより分割併合で国が消滅。
ポーランドは大国ではない。
が中国である。目障りである。
第一次世界大戦、ドイツとロシアが味方にするために独立と言う約束手形を出す。
こうなると条件が良い方に味方するようになるが、実査に約束は守られないようだ・・・・・・・・
国境も自国の意思に関係なく決められる。
第2次世界大戦前のドイツの戦争計画がある。
チェコ侵攻は 『緑の場合』
ポーランド侵攻は 『白の場合』
ルクセンブルク3国にフランスは 『黄・赤の場合』
アメリカも対戦国相手の戦争計画は色だった・・・・・・
日本はオレンジだったようだが・・・・・・・・
当時のヨーロッパの強国は、ドイツ・イギリス・フランス・イタリア・ソ連になるのか?
第1次世界大戦の敗戦国ドイツは賠償による不満がある。
ドイツ人が多く住む地域も今はドイツではない。
その地域の回復をドイツは目指す。
チェコスロバキアが最初にターゲット?
スロバキアは親独の国のようだ。
ポーランドもポーランド人だけではない。ウクライナ人もいる。
ウクライナ人の分離独立??
ソ連が後押ししている。
現在も変わらいようですが・・・・・・
ポーランドもドイツに見習いチェコ領土の一部を自国領土に編入しようとする。
あまり同情は出来ないと思っているが・・・…
このチェコ侵攻時、英仏が強硬に出て戦争になれば、反ヒトラーのクーデターが起こることになっていたようだ!
英仏が妥協したために起こせなくなったようだ!
外交は難しい!
誤ったメッセージを送る。
送らないようにするが、誤解する。
会談の派遣する人間の問題もある。
早く着けば足元を見られると思い、ゆっくり時間をかけて移動する。
自国の戦力の把握がある。
ポーランドはまだ騎兵を活用していた。
訓練されていて、精鋭である。
が時代は進んでいる。
伝令に頼るポーランドに対し、無線によるドイツ!
ポーランドはドイツ・ソ連の間を、イギリス・フランスを巻き込んで泳ごうとしていたようだ。
それが間違いと思うが・・・・・・・・
自信過剰なのか?
自国ポーランドは重要な国でどこも救ってくれるとでも思ったのか?
イギリスは戦争は避けたい。その為ポーランドが全面的にポーランドを救ってくれると思うのは間違いとのメッセージ(?)を送る。
ポーランドはフランスは陸続きなので援軍をよこしてくれると思っている。
知っている有名なドイツの将軍の名前が出て来る。
ルントシュテット、グデーリアン、マンシュタイン、ライへナウ、ホト・・・・・・・・
空軍ではリヒトフォーヘン・・・・・・・
ドイツはこのポーランド戦で多くの戦訓を得たようだ。
電撃戦の基礎をつかんだようだ!
が失敗も多い!
輸送機Ju52から爆撃する。
乗り入口を開けてスコップで焼夷弾を投下していたようだ。
自軍に流れて陸空軍が険悪になりかけたようだが・・・・・・・・
ちょっと信じられない話だが・・・・・・
ポーランドも善戦した!
読んでいて辛くなる。
特に優秀と言うかできる人間を将来の邪魔としてシベリアに送られる。
軍将校をカチンの森で殺される。
こういう記事を見て日本の隣国はどう思うのだろうか???
チェコ・ポーランドと第2次世界大戦が始まった状況が大変よく分かった!
最近のコメント