「票集め」に走る政治家と、「幸せの青い鳥」を求める国民。今の政治の問題点は何?
国会、政党、選挙、官僚制など政治の基礎から、混迷する現在の政局まで、わかりやすく解説。
内容は下記の通りである。
ホームルーム 日本の政治、どこがおかしい!?
一限目 選挙 小選挙区制で様変わり
特別授業・一 米国大統領選挙でわかる民主主義
二限目 政党 政策よりも票集めと席とり
三限目 国会 国会の主役はあくまで国民
四限目 官僚 表で裏で政治家を操る
特別授業・二 「国家元首」をめぐるアラカルト 世界政治から見える日本
五限目 ネットと政治 新聞・テレビの特権が崩壊
六限目 ポピュリズム 民主主義政治の病
ホームルーム 良い政治家と国民を育てるために
噛んで含めるように教えてくれる。
アホでも分かる解説と言ったら、誉め言葉にならない!
馬鹿にしているのかと思われるか??
とにかく分かり易い。
相手の頭、知能程度に合わしての解説である。
ホームルーム・選挙・政党・国会
国会中継がある。
何をしているのかと思う。
ヤジは飛ばす!
居眠りしている。
雑談している………
国家運営より議員になる事にキュウキュウしている!
小選挙区制の良さと悪さを教えてくれる。
本来自民党から出たいが、地盤が決まっている。
そこへ新人は出れない。
一人しか選べない!
小選挙区制になった時、「議論を戦わせて、切磋琢磨して議員を選ぶ!」
と言っていたのは、小沢一郎だった!
自信ありげであった。
が実際は、新進党で当選して、すぐに自民党に鞍替えしたアホがいた!
とりあえず政党のバックアップが欲しい!
程度の悪い議員も多くなった。
民主党が大勝した時、比例の名簿で数を揃えるために下の方に書かれた名前が当選した。
本人は選挙活動もしていない。
自民党も同じような例はあるようだ。
著者は、有名女子柔道選手に、参議院議員当選した時にどの委員会に属したいか?
インタビューした。
しろもどろもになったようだ!
何の準備も出来ていない。
不倫??当たり前のようにやっている!(うらやましいワ!)
そう言う意識の低いと言う議員も多い!
そんな人間を連れて来た政党にも、投票した選挙民にも責任はある。
選挙の事を考えて政策を決める。
族議員がいる。
年金問題は、今貰っている高齢者が反対する。
大阪都構想も、高齢者は反対したようだ。
既得権は守りたいと言う事のようだ………
改革は出来ない??
「票集め」に走る政治家と、「幸せの青い鳥」を求める国民と言う事になる!
55年体制の説明がある。
自民が1なら社会は1/2で良い。
2/3以上の議席を与えなければ、憲法改正は出来ない!
馴れ合いの政治が続いていた!
その社会党は3つに分かれた。
もはや存在価値は無いと思うが………
手当の事が記述されている。
継続されることに値打ちがある。
1回きりではその場しのぎになる。
地域振興券があった。
これも1回きりであった。
そうなれば、本来それに使われる金は貯蓄に回る。
子供手当も継続が確実ならば消費に金は回る。
中途半端である!
デンマークは消費税は25%である。
選挙の投票率は80%を超える。
教育費は無料、老後の保障もなされている。
だから25%の税金は安心して払える。
出生率の増加も、精神論で無く安心して子供を持てる社会の仕組みを造る事が重要である。
政治家はそれをしなければならないが、人気取りに終始している??
選挙もゲンをかつぐようだ。
日曜日の方が投票し易い。
「大安」が良いようだ。
つまり「大安の日曜日」に選挙をしたい!!!!
選挙日は予測出来るのだろう………
2016年の選挙は何時なのか??
特別授業・一 米国大統領選挙でわかる民主主義
米国大統領選挙の話は分かり易い!
「大統領選挙は、11月の第一月曜日の翌日に選挙がある」
その理由も記述してある。
大変面白い!
それなりの理由である。
最初の予備選は、ニューハンプシャー州で行われる。
アイオワ州は最初に党員大会が開かれる。
注目を浴びる!
このに全力をそそぐ!
ここで勝てば寄付も集まる。
が勝てそうでないと分かると、すぐに寄付は来なくなる。
最初に行われると言う経済効果はもの凄くあるようだ!
と言っても4年毎に何日かだけと思うが………
選挙人を選ぶ選挙である。
州ごとに選挙人の数は違う。
本戦では選挙人は総取りになる。
が、予備選では違うようだ。
共和党は総取り、民主党は獲得投票数により分けるようだ。
二大政党であるが、他の政党もある。
最後に記述されていたが、アメリカでは高校生に大統領選挙に模擬投票をやらせる。
2012年に面白い話が記述されていた。
この選挙に、ロン・ポールと言う候補者が来たようだ。
小さな政府で、徹底的な自由主義と反戦平和主義が結びついている。
社会保障入らない、医療保険制度は廃止する、中央銀行は要らない。
世界中からアメリカの基地を撤退する。
日本も韓国も偉大な国なんだから自分で守れ!!
2016年のトランプ候補の主張そのままである。
そう言う主張はこれからも続くのだろう………/^
四限目 官僚 表で裏で政治家を操る
手口が記述されている。
案を出す!
何案か出す!
自分がやりたい案がある。
それより劣る案を混ぜる。
金がかかる案もだろう………
何案かの中から、官僚に誘導されて選んだと言う。
かってのニクソン大統領。
3つの案を示し、意中の案以外は飲めないような案にする。
瀬島龍三、議論の後でこの件については、3つにまとめれると思います!
そう言って収拾を図る。
もっともらしい案には何かがある!
「審議会」がある。
識者を集めて議論する。
例えば原発の再開について等である。
このメンバーも周到に選ばれている。
反対派、賛成派を上手く混ぜる。
結論は官僚の思うように導かれる。
著者も誘われたようである。
収入は知れている。
が、自分の欲しい資料を貰えるようだ。
これに目が行くようだ。
官僚は優秀である!
著者は、天下りについては全て悪いと言っていない。
これに対してはいろいろ問題は多いようだ………
要は、窓際の人間を税金で養うのか?
はたまた民間で面倒を見させるのか?
特別授業・二「国家元首」をめぐるアラカルト 世界政治から見える日本
大統領と首相はどちらが偉いのか!
恥ずかしい話である、映画がある。
ホワイトハウスを訪れた韓国の首相が、北朝鮮のテロリストに殺される。
韓国は大統領制である。首相がいたとは知らなかった………
日本・イギリス・オランダ・ベルギーは国王、天皇がいる。
国家元首の下での行政のトップで首相がいる。
アメリカは大統領、副大統領である。大統領が。首相と国家元首を努める。
ロシア・フランスは大統領、首相である。
大統領も選挙で選ばれる大統領と、議会が選ぶ大統領がいる。
議会が選ぶ大統領は政治的な権限は無い。
人格者、無害な人が選ばれる。
ドイツ・インド・イスラエルがそのようだ。
ドイツに大統領がいたとは………
五限目 ネットと政治 新聞・テレビの特権が崩壊
今や情報はネットで入手出来る。
統制も難しい。
アラブの春………
他国の情報が、新聞・テレビで入手しなくても、ネットで入手出来る。
六限目 ポピュリズム 民主主義政治の病
「大衆に迎合して人気をあおる政治姿勢」
受け狙いの政治である???
高速道路の無料化!
地域振興券!
なんせ金がかかる事が多い!
が一般民衆はそれに乗る!
靖国参拝がある。
小泉総理は参拝した。
中曽根康弘は総理になる前から、総理になったら何をするか考えていたようだ。
軍隊にも行っている。
総理になる前は靖国神社にも参拝していたが、総理になってからは控えた。
中国との軋轢を避ける為に自ら節制した。
これを弱腰と見るのか??
そうでは無いだろう………
それに対して、小泉総理は総理になる前は靖国神社には参拝していない!
が、その強硬さに前から参拝していたのかと思ってしまう!
これも中韓の圧力に屈しないと言う姿勢を見せるためなのか??
錯覚を利用している!
「単純に極端な主張を掲げると、それなりの支持が得られる」
ヨーロッパの移民排斥問題。
フィンランドでもそう言う動きがある。
そうして橋下元大阪市長が記述される。
政策なんかほとんどの人は読まない。
威勢の良さに、現状打破を期待している。
新党が出来る時はそう言う期待がある。
しかし、大阪都構想時の報道には恐れ入りました。
「大阪市が無くなるんですよ!それでもいいんですか?」
「私たちの権利を他で使われるの嫌です!」
反対派は橋下市長を、好きか嫌いかの投票にしてしまっている。
YouTubeで橋本市長に質問している記者がいる。
反論されれば何も言えなくなる。
これを見ていると、既存のマスコミが馬鹿に見える!!
最後に著者が女子アナを馬鹿にしている記述があった。
いつも思うが、女子アナに意見を言わせる必要があるのか??
これは同感である!!
そう思えばNHKのアナウンサーは真面目である???
大変面白い本でした!
著者らしい本です!!
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