「西軍が敗北した本当の理由は?」「石田三成と徳川家康は最初から対立していたのか?」「宮本武蔵は東軍か?西軍か?」その後の日本の歴史の流れを決定づけた「天下分け目の一戦」を、気鋭の歴史学者がQ&Aの形式で様々な角度から検証する!
黒田官兵衛もこの形式の50のQ&Aだった。
著者の得意とする形式なんだろう・・・・・・・
第一部 豊臣秀吉没後のさまざまな謎
第二部 政治情勢をめぐるさまざまな謎
第三部 関ヶ原合戦前哨戦の謎
第四部 関ヶ原合戦における攻防の謎
第五部 諸大名たちのその後の謎
著者の本はよく読んでいるので、理解している話も多い。
一番印象に残った話。細川忠興の側室の数が15人と言う話!
秀吉と変わらない。
こうなると忠興のガラシャに対する態度はいかがなものかと思うが・・・・・・・
関ヶ原については、「司馬遼太郎の関ヶ原」を学生時代に読んだ。
メチャメチャ興奮した!
司馬遼太郎が記述しているのなら史実と思ってしまう。
最近ロマンが無くなって来ている。
七将に追いかけられて家康の屋敷に逃げ込んだ。
これは三成の作戦と言うが、実際は無かったようだ。自分の伏見屋敷に逃げ込んだようだ。
秀吉存命の頃から三成と家康は対立していた????
どうもそうではなさそうな感じである。
三中老と言う役職も無かったみたいである。
家康の私婚の相手は、伊達・福島・蜂須賀家である。これに黒田長政が入っていない。
これは前から疑問に思っていた!!!!
第二部の、政治情勢をめぐるさまざまな謎は面白い。
上杉景勝の会津移封。
越後の年貢を会津に持って行ったという。
これで越後堀氏と揉める。
ただ会津の蒲生氏が先に持って行ったと思っているが・・・・・・・・・
景勝・兼続と三成の連携は無かったようだ!
直江状の話は山ほどある。
家康に対する挑戦状は後で付け加えられたようだ。
小山評定はあったのか。
ドラマ関ヶ原では、福島正則役の丹波哲郎が名古屋弁丸出しで会議をリードする。
丹波哲郎は役者である!上手い!!!
この場面が今でも目に焼き付いている。
実際はどうなのか?????
合戦時は、西軍・東軍とは言わなかったようだ。
三成の前面の敵と並ぶ、関ヶ原の激戦地、宇喜多秀家と福島正則の戦い。
宇喜多秀家1万7千と福島正則6千の激突である。
宇喜多勢は精鋭なのか?
どうも違うようだ。精鋭なら福島隊は壊滅している。
やはりロマンが無くなってくる・・・・・・・・・・・・
第三部が関ヶ原合戦前哨戦の謎。第四部の関ヶ原合戦における攻防の謎
徳川本軍は秀忠か?
この話題もいろんな本で読む。
どちらとも言えないと!
家康の下には、本多忠勝に井伊直政がいる。
秀忠には榊原康政がいる。
秀忠軍を残したと言う話もあるが、結城秀康も残っている。
どうでしょか?
嶋左近がいる!どれだけの武将だったのかよく分からない!
家康と五分では戦えないだろうとは思う・・・・・・・・・
宮本武蔵は関ヶ原の合戦時、何処で戦ったのか?
本戦の関ヶ原か、九州なのか?
徳川か?石田か?
これは武蔵も悪い。ちゃんと記録を残していない。
どうも九州のようだが・・・・・・・・
いろんな話があり面白い。
第六部 最後が諸大名たちのその後の謎である。
著者の本はよく読んでいるので、知っている話も多いが、面白い本でした!
播磨の小豪族から身を興し、その才智のみで「天下人の軍師」へとのし上がった黒田官兵衛。
さまざまなエピソードが伝わる生涯は、多くの謎に満ちている。合戦ではどんな活躍をしたのか?
信長や秀吉との関係は?子孫に遺した教訓とは?50の謎解きとともに、その素顔が明らかになる!
今年は、軍師官兵衛の影響で、戦国時代の本を読みまくっている。
改めて面白いと思う!
初めて読む作者も多い。
渡邊大門の本はよく読むようになった。
面白いと思う。
官兵衛の本も多い。
この本は疑問に答える形の内容である。Q&Aなのでその項目については分かり易い!
著者の本には良く出ている。
官兵衛の出自は???
近江木之本?
播磨西脇?
どちらも帯に短しタスキに長し、と言う感じである。
しかし木之本では、ボランティアの人に、西脇の話は出来なかった!
それぐらい燃えていた!
目薬伝説もどうなのか???
ロマンが無くなる・・・・・・・
身内の事。
小寺家の事。
活躍した戦場の真実。
秀吉との関係。
50項目あるので、官兵衛がよく分かると思う!
「主君の罰より臣下百姓の罰恐るべし」
神の罰は祈ることにより免れる。
主君の罰は、謝罪すればよい。
臣下百姓に疎まれると、国を失う!
黒田24騎の出自がある。
これははっきりしている。
武田や徳川のように入ったり入ってなかったりしていない。
戦国時代も後期だからか?
もっとも、母里太兵衛の像がある福岡光雲神社は25騎としてあった。
黒田長政を入れるようだが、ややこしい事をしないで欲しい!
茶道・連歌もたしなみ風流である。幽斎とも交流がある。
最後に官兵衛は軍師だったのか???
著者は、軍師と言うには無理があると!
別に貶めているわけではない。
『取次』と言う言葉を使っている。
盟友・石田三成との信義を貫き、関ケ原の合戦で壮絶な最期を遂げた仁将・大谷吉継。
秀吉に見出され、賤ケ岳の合戦で戦功をあげ、越前敦賀城主となり、豊臣政権の奉行として活躍する。「関ケ原」以前の吉継を克明に描く本書は、秀吉の死後、諸大名が裏切りと日和見に終始するなか、正義と至誠に殉じた吉継の人となりを見事に描出する。
真面目な小説である。
大谷吉継が主人公なので、当然よく描かれる。
三成と共に秀吉に仕える。
才能はあるのだろう。
秀吉の長浜城主時代の、家臣の知行が記述されている。
三成も吉継も100石も無い。山内一豊が350石である。
播州へ行く。そして賤ヶ岳となり、朝鮮半島へ軍監として行く。
武将でもあるが、官僚でもある。
検地等、地味な仕事もこなす。
若かりし頃がよく分かる。
らい病を発して身を引く。
病気になってからは、加増も断る。
今までのような奉公ができない!
真面目な性格なんだろう。
後に秀吉の太刀持ちを救う。そう言うやさしさもある。
三成とは親しい。
茶会でお茶を三成が飲み干す場面はあった。
朝鮮半島でも苦労する。
この朝鮮半島の戦いもよく分かるように記述されている。
官兵衛が碁をやっていて、吉継らを待たす話は無かった。
武断派の武将達にも評価されている。
宇喜多秀家の内紛の調停に入る。
徳四天王の一人、榊原康政にも協力を求めるが、家康に止められる。
康政は戦いだけでなく、調整も出来る事を見せたい。『本多正信に対する反感か?』
家康も人が悪い。
直接言わずに、「礼金が欲しいのか?」
そう言われれば引き下がる。
関ヶ原へ三成に殉じる。この間あまりページを割いていない。
が相談されたのが、遅かったのは納得出来ない。
が最大限の協力をする。
そうして関ヶ原で討ち死にする。
関ヶ原の戦場で死んだ武将の中で、もっとも大物だろう。
吉継切腹時の、湯浅五助と藤堂高利の話も出て来ない。
この話は載せて欲しいと思った。残念!
仁将と言う言葉が似合う武将である。
豊臣政権の官房長官というべき地位にあって、秀吉の右腕として辣腕をふるった三成。本来、名官房長官として歴史に書き記されるべき三成が、いつ、なぜ、どのようにして「姦臣」に仕立て上げられてしまったのか。千利休切腹事件、豊臣秀次失脚事件、蒲生氏郷毒殺説など、三成の策謀といわれる事件の真相を、丹念な史料の再検証から究明するとともに、戦下手の三成を重用した背景から、平和の時代の参謀像にもせまる力作評伝。
石田三成については、学生時代に読んだ司馬遼太郎、関ヶ原でイメージは出来た。
それ以来変わっていない。
著者の本はよく読んでいる。
最近の軍師 官兵衛巡りで読み返した。
ブックオフで見つけた本である。
同じ系統の明智光秀と並ぶ名著と思うが・・・・・・
水戸光圀の三成忠臣説がある。
五稜郭で最後まで新政府に抵抗した榎本武揚。
別に佞臣と言われたわけではない。
神君家康に抵抗した三成。
メチャメチャ偉いと思うが・・・・・・・
何故三成だけ悪く言われるのか?
最近は言われ無いようにになって来ていると思うが・・・・・・
三成の生い立ちから、いろんなエピソードを交えて、出世していく様子がよく分かる。
近江水口で4万石を貰い、嶋左近を抱える。
がどうもそに事実は無さそう・・・・・・
『夢とロマンが無くなる・・・・・・』
三成がかかわったとされる事件。
① 千利休の切腹。
② 加藤光泰の死。
③ 蒲生氏郷の死。
④ 豊臣秀次事件。
⑤ 加藤清正蟄居。
⑥ 小早川秀秋左遷。
②~⑥までは関係ないと言う。
三成は、蒲生氏郷と豊臣秀次の死後二人の家臣を抱えている。
実際に三成がかかわっていたら家臣が仕えるのか?
まして関ヶ原では蒲生系の家臣は奮戦している。
何事も秀吉に事実を伝えるのが三成の仕事と言う。
判断は秀吉がやる。
千利休に関しては権力争いがあるようだ。
秀長が死に、バランスが崩れたようだ。
しかしこの程度の事なら、かの高名な本多正信ならいくらでもやっていそうと思うが・・・
職務に忠実であり、潔癖な性格なのか?
秀吉の死後、三成を追いかけまわした七将に一人、浅野幸長が言ったと言う。
「三成が死んでから、世の不平を不平と思わなくなった!」
五大老、五奉行と、当時そう呼ばれていたのかどうかは分からない様だ。
分析があるが、読みずらい・・・・・・・
毛利輝元が季節外れであるが、珍しいと言って「桃」を献上したようだ。
が三成は、季節外れの物であたってはは困る、と言う事で受け取らなかった。
恨みは残りそう・・・・・
が輝元も、家臣には三成を大切にせよと言っていたようだ。
戦場での働きは今一か?
むしろ兵站、ロジェステックに才能を発揮した。
近江人なので頭の回転は速い。計数に明るい。
官房長官であり、総務・人事・経理のトップである。
どこの世界でも前線と後方は対立する。
清正24万石、三成19万石でバランスをとっている。
秀吉も考えている。
こうなると本多正信は人間通と思う!!!!
謀臣と割り切っている。録も求めなかった。
関ヶ原の合戦時、ともあれ関ヶ原に8万の大軍を集めた。
まだ田辺に1万5千、伊勢にも1万5千と集めている。
15歳で秀吉に仕え、近くで秀吉を見ている。
ゆえに世間は家康に対抗できると考えているので、あれだけ集まった。
東軍勝利のあかつきには、毛利輝元は改易される。
しなければ恩賞として与える土地が無い。
と三成は言う。
しかし三成も空手形を発し過ぎではないか????
真田昌幸に3ヶ国与えると言う。
徳川250万石の土地が手に入るとはいえどうなのか?
もし毛利が奮戦して勝てば恩賞はどうなのか?
四国・九州で与えるのか。上杉、宇喜多にしてもそうだが、大大名が残ってしまう。
大谷吉継が可哀想・・・・・・・
関ヶ原は、小早川秀秋が陣を構えた松尾山に、本来毛利輝元を入れる予定だったと言う。
松尾山籠城戦!
著者言う、「三成の壮大な家康迎撃作戦」
強い者になびく戦国の論理が生きていたと言う。
三成の政権構想。
石田執権政治と言う。
世襲によるものとする。
北条は一門が多い。が三成はどうなのか?
無理ではないか?余計に天下は乱れると思うが・・・・・
最後に人望について。
大谷吉継、直江兼読、佐竹義宣、三成の遺児をかくまった津軽為信、島津義弘も
三成と親しい。
三成に殉じた家臣も多い!
嫌われ役だったんだろう!
人間が描かれている。
半兵衛は出家を考えていたと言う。
いずれ秀吉に疎まれることを感じていたようだ。
秀吉の奥底を見ていたのだろうと思う!
官兵衛も信長、秀吉を見ている。
果たしてこれだけ非情になり、裏切った者を許せない信長が、天下の担い手になれるのか?
信長には参謀は居なかったと言う?
沢彦?????
果たして軍師なのか?
信長の天下構想はどうなのか?
家康は本能寺の変までで、三河・遠江・駿河の3か国である。
この大きさは信長にとっては許せる大きさなのか?
秀吉は大きな手柄を立てることを恐れている。
信長に疑われたくない!
その為の気遣いは相当なものと言う。
備中高松城の戦いも秀吉で勝利することを恐れている。
『狡兎死して走狗烹らる』
そうなりたくないので信長の出陣を求める。
半兵衛、官兵衛もそうなのか?
官兵衛は有岡城幽閉から帰って来て、小寺家の元家臣たちに頼られる。
官兵衛は人が良いのか?
アホがいる。
官兵衛に、お前は片足をダメにしただけだ。おれは何もかも失った。
官兵衛を殺すようにそそのかした連中が、忘れたように寄ってくる。
人間なんてそんなものなのか?
官兵衛も秀吉との距離を感じ始める。
警戒されているのが分かる。
早々と隠居するが、秀吉は家督を長政に譲ることは認めたが、隠居は許さなかった。
やはり相談相手として欲しかったんだろう・・・・・・
播磨の一土豪の家老の物語である。
あわよくばと言う気持ちもあったと思う。
秀吉はのし上がったが、官兵衛はそれは出来なかった。
その気持ちが関ヶ原の博打に繋がったのか?
この本は、清須会談、賤ヶ岳の合戦、小牧長久手の戦い、四国、九州、小田原、東北、朝鮮半島とさらりと流している。
これを書けば全8巻ぐらいにはなるのでは?
宇都宮鎮房の謀殺もさらりと流している。
官兵衛の活躍の場が無かったからか?
軍師官兵衛に感謝しなければならない!
おかげで読み返すことが出来た。
やはり面白かったです!
ここで本能寺の変が起こる!
起こらなければどうなっていたのか?
非常に気になるイフである。
光秀の使者が秀吉の陣に迷い込んだと言うがどうなのか?
包囲している秀吉は煌煌と火を焚いている。
間違うだろうか?
そんな間抜けな使者を使うだろうか?
ともあれ秀吉は早く講和をしたい。
直ぐにでも弔い合戦に行きたい!
ここで恵瓊が呼び出される。
一挙に講和にまとめようとする!
隆景より問題は元春である。
恵瓊は独断で宗治に腹を切らせようとする。
宗治の切腹で毛利が助かる。
官兵衛言う、恵瓊の独断と言う事がミソである。
隆景も返事出来ない。
それを宗治の意志と言う事にする。
この当時城主が切腹して勝ち負けを決めようとする。
播州三木城、因幡鳥取城。
ここも同じ方法を取ろうとする。
が元春は反対する。5か国譲渡に何を言うのか?
が恵瓊が説得する。
秀吉にも立場がある。勝ちと言われなければ信長に何を言われるか・・・・
この一言で元春は黙る!
さわやかに清水宗治が腹を切る。
そうして講和がなる。
毛利が本能寺の変を知る。
サア大変である。
講和は毛利が持ちかけたが、途中から秀吉が熱心になった。
そういう事か・・・・・
隆景は元春らを説得しなければならない・・・・・
案の定、秀吉追撃を主張する。
隆景は、毛利は天下を狙わない!
秀吉との誓詞は守らなければならない!
とりあえず元春は黙る。
信長亡き後の織田家は誰が相続するのか?
光秀を倒せばその資格がある。
今は黙って安芸に帰るべきである。
その中に毛利は入るべきではない!
秀吉に恩を売っておいた方が良い。
と言う高等戦略は元春などの武辺の者には分からない。
案の定、元春らは追撃しようとする。
それを察した隆景は、講和がなったとして陣でどんちゃん騒ぎをやる。
元春はあきらめる!
この秀吉の陣を二人の若者?が見ている。
吉川元長と、後の広家の兄弟である。
元長は広家に追撃しようかと言う。
そうすれば元春も隆景もほっておかないだろう・・・・・
広家は同じような場面に遭遇する。
関ヶ原の合戦で毛利軍を動かさなかった。
備中高松で、秀吉を追撃していたら・・・・・・
関ヶ原で、毛利の大軍を突入させていたら・・・・・・・
広家は生涯、これを苦痛としたようだ!
官兵衛が殿を務める。
そうして中国大返しを行い、光秀と決戦する。
著者は、ここまでを語り、後は適当に流している。
晩年の秀吉を描きたくないのだろう・・・・・
新史太閤記も最後は適当に流している感じがした。
播磨だけでなく、既得権にしがみついている勢力は己の家柄を誇る!
秀吉の身分を見下す。
そうすることによって、虚栄心を満足させる。
それなりの敬意を払えと!
がそんな事は秀吉も出来ない。後々やり難くなる!
一旦落とした上月城を毛利に攻められる。
三木城には別所長治は籠っている。
秀吉には兵力が無い。
上月城には毛利が大軍で囲んでいる。
信長は上月城を見捨てるように言う。
戦術としては正しいようだが、ただでさえ悪い織田の評判がますます悪くなる。
現実にそうなる。
播磨で織田に付いたのは、官兵衛の小寺家と三木の別所重棟ぐらいと言う!
信長は援軍をよこして三木城の支城を攻める。
志方城、野口城、神吉城、別府城、高砂城、魚住城、淡河城、端谷城・・・・・・・
自分でも思うがよく回ったと思う!
志方城も落城する。
『軍師 官兵衛』では串橋左京之進は切腹する。
実際はどうなんだろう?
名前も確かなものは分からないみたいである。
生き残って官兵衛の保護を受けたとも言う!
荒木村重が反乱を起す。
起こるべくして起こったのか?
それに付随して、主君小寺藤兵衛が織田を離れる。
それを白紙にするには荒木村重が翻意する事と言われる。
官兵衛は村重の有岡城に行く。
官兵衛は牢に閉じ込められる。
村重の配下の者が、本願寺に兵糧を売った?
この釈明に安土城に行くが、安土城は村重らを討ち取る用意をしている。
これを知った家臣が村重に知らせる。
村重は信長の性格を熟知している。
もはや反乱しかない。
が成算はある。
毛利の援軍である。
この時期播磨別所氏、丹波波多野氏、摂津荒木村重、本願寺と全て毛利頼みである。
兵糧は失敗もあるが入れてくれている。
本願寺は海から援助できる。
著者ははっきり言う。
毛利は播磨・但馬には兵を出せた。
が播磨三木城には援軍を出せない。
船団で兵を送っても、無事に着いたとしても3000人と言う。
彼らは何処に入るのか。
ただでさえ兵糧の問題がある。
そう考えると毛利には期待出来ない。
なのにみんな毛利に期待している。それのみが希望である。
滑稽としか思えないが・・・・・・
官兵衛を、小寺家から殺して欲しいと言う手紙が村重に届く。
こんな目に会えば生きる望みも無くなるのではないか?
裏切ったと思われて松寿丸は殺される。
が半兵衛が助ける。
官兵衛は救い出されるが、考える時間がある。何を考えたのだろうか?
半兵衛が死ぬ。
この時期官衛、半兵衛の二人がいた秀吉はまれにみる幸運をつかんでいた。
有岡城が落ち三木城が落ちる。
有岡城の撫で切り?を見て官兵衛は信長の天下が続くかどうか考える。
あまりにも人を殺している。
びっこになりながら鳥取城攻めに参加する。
この鳥取城攻めの記述は簡単である。
もう少し書いて欲しいが・・・・・・・
そうして便利屋のように使われる。
淡路島にも行く。
そうして備中高松城の攻防戦が始まる。
諸国を流浪する牢人の子に生まれながら、つねに広大な世界に思いをはせていた、戦国末期の異才、黒田官兵衛その誕生から死まで、波乱万丈の一生を描く歴史大作。
読んだのはまだ20過ぎの頃だったと思う。
それほどの感動は無かった。
がそれから一度読み直している。
メチャメチャ面白かった。
今回、「軍師 官兵衛」巡りで読み直す気になった。
本は当然ブックオフで100円の時に買っている。文庫本で4巻である。
足らずは半額セールで買っている。
セコイのか?
同僚に本屋で普通に買えと言われた。
が無理である!これは趣味である!
一気に読めた本である。
生い立ちから記述している。
奥さんの名前は「光」と思っているが、この本では「悠」になっている。
そう言う細かい事を言っても仕方がないのか?
上月城の城主は、上月景貞?上月政範?
この辺りはよく分からない。
赤松政範?る
赤松庶流と言う事と言う。
実際にどうだったんだろうと思う?
最後は家臣に叛かれたのか?
この小説では切腹したことになっている。
家臣が首を差し出したともあるが・・・・・・
話が飛び過ぎた!
近江佐々木源氏の末としている。
が実際はどうだか分からない?
流れ流れて備前福岡から播磨姫路に流れて来る。
目薬の話がある。蛤の貝に入れたと。
ここは実際的な話がある。貝の大きさはそろっていなければならない・・・・・
ともあれ官兵衛にとって播磨は小さ過ぎた。
播磨一国に30の土豪がいる。
その中で三木別所氏、御着小寺氏が大きい。
何もなければ田舎の家老で終わっている。
がこの土地が織田と毛利の対決の場となる。
そうなったおかげで世に出る事が出来た。
そうなるまでに京へ何度か行く。
ここで細川幽斎に会っている。(本当?)
司馬遼太郎独特の人物が描かれている。
そうしてキリスト教に感化される。
えらい早い時期である!
主君小寺藤兵衛がいる。
出来は良くないが、官兵衛は忠実に仕える。
官兵衛がのし上がって来るにつれて、嫉妬心がわいてくる?
同僚にも良く思われない。
出る釘は打たれる?????
この嫉妬心は誰にでもある!
官兵衛一人で、小寺家を織田に付くことでまとめ岐阜に行く。
その前に荒木村重に会う。
ここで織田は出自を問わないと言われる。
村重は織田に付いたおかげで軍団長になっている。
この時から5年後、反乱するが・・・・・・
信長に会い、秀吉に会い、半兵衛に会う。
視野が当然広くなる。
官兵衛は播磨を親織田の地域にする。
が地方の土豪は信長に対する不信感がある。
使い捨てにされる!
毛利は律義である!『これが間違っている??』
お互いに調略を行う。
加古川評定で播磨は織田を離れる。
もっとも秀吉がそうしたと言う話もある。
播磨を信長の直轄領にしたい!
その為には別所を滅ぼさなければならない。
備前宇喜多も攻め滅ぼす気でいる。備前・備中・美作と三国ある。
そんな大きな地元密着の勢力を信長は残したくない!
丹波の波多野氏も同様に滅ぼされる!
著者の作品は大好きだ。
剣豪小説に冴えを見せる。
この本は戦国の異能集団を扱っている。
鉄砲、金堀衆、忍者等があり、『水軍』を扱っている。
短編小説である。
先日三田に行った時に見た。『海の九鬼・山の九鬼』
徳川はこの異能集団を恐れた。
ゆえに山に上げた。陸に上がった河童か?
この異能集団の技術は絶えたと言う。
水軍と海賊とはどう違うのか?
九鬼家は伊勢水軍になる。
村上水軍、松浦水軍と沢山ある。
陸には地元に密着した土豪がいる。三木の別所もそうなんだろう・・・・・
水軍は海の土豪、つまり「海豪」と言う。
分かり易い説明である!
村上水軍は、村上源氏と言う!源氏の末なのか?
水軍(海賊)でも上に立つには権威が必要と言う。
著者の説明に納得する!
水軍の規則がある。
もっともなことが記述してある。
少し抜粋してみる。
① 上下心を一にし、生死を等しくする。禁戒を守り論争しない。
② 船は三艘を一組として早い遅いがあってはならない。
③ 船の配列はクジで決め、一日毎に交代する。
④ 用事のない者が歩き回らない。裸で歩き回らない。合い言葉を忘れた者も切り捨てる。
⑤ 飲むのは真水、使うのは海水。
⑥ 酒、博打は禁制。遊女、推児を連れ込まない。
⑦ 親子が同船してはいけない。兄弟もであろうと思う。
⑧ 船を枕に討ち死にしてはならない。生きて戦う事を考えよ!
守らないアホがいるから規則はある!
石山本願寺へ食料を運ぶ毛利水軍。村上水軍か?
木津川で織田水軍、九鬼水軍と激突する。
九鬼水軍完敗!
技術の差がある。
これを見て信長は玄人の考えを排除する。
村上水軍より10年は遅れている技術の差を違う方法で行う。
つまり鉄工船、鉄張り船を造る。
火に弱ければ燃えないようにすればよい!
近接火術が劣れば遠方より撃てる超大型砲を備えればよい!
信長は天才か!
実際に再戦は毛利水軍の完敗となる。
毛利水軍も鉄工船の情報は入ってきている。
が今までの誇りがある!戦う!
戦艦と魚雷艇、水雷艇の戦いになってしまった。
がこれは織田水軍の勝利であり、九鬼水軍を含む水軍の敗北と言う!
歴史ある操船法、戦略戦術が大鑑巨砲に敗れた。
つまりそれを造りだす大勢力に敗れたと言う!
自主独立集団の崩壊と言う!
水軍の事が大変よく分かった!
古代史 室町時代 幕末 鎌倉時代 アイルランド アメリカ (カナダ・メキシコ) イタリア イングランド オーストリア ギリシャ スイス スウェーデン スコットランド スペイン スロバキア スロベニア チェコ デンマーク トルコ ドイツ ノルウェー ハンガリー フィンランド フランス ブルガリア ベルギー ポルトガル ポーランド ルクセンブルグ ルーマニア ロシア (バルト3国) 中国 (モンゴル) 中東 台湾 戦国武将(武将) 朝鮮半島 上杉氏(越後・謙信他) 中国 (毛利・宇喜多他) 九州 (島津・竜造寺・大友他) 会津 (蒲生氏郷・保科正之他) 北条氏(小田原・早雲他) 四国 (長宗我部他) 大谷吉継 宮本武蔵_ 徳川家康 (徳川関連) 明智光秀 (明智・細川) 東北 (政宗他) 武田氏(甲斐・信玄他) 真田一族 真田幸村 大河ドラマ 真田幸村 本 真田幸村 紀行 石田三成 織田信長 (織田関連) 豊臣秀吉 (秀吉関連) 黒田官兵衛 黒田官兵衛 大河ドラマ 黒田官兵衛 本 黒田官兵衛 紀行 お勧め アート インテリジェンス・国際情勢 コンサート スポーツ テレビ番組 ドラマ ゲーム・オブ・スローンズ ナルト 事件 仕事の悩み 単なる女好きのおっちゃん 名言格言 国内 旅行 坂の上の雲 山本五十六 旅行・地域 昔話 映画 時事 書籍・雑誌 独り言(よもやま話) 科学 紹介、情報 講演 金融
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