上杉氏(越後・謙信他)

2015年4月22日 (水)

本・天佑、我にあり・海道 龍一朗

最強騎馬軍団を抱える武田信玄と、無敗の四天王を率いる上杉謙信。両軍は、川中島という狭隘地で数度相まみえた。最大の戦いとなる四度目の決戦から、はや四百五十年。いったい、誰が勝者だったのか。まれにみる緊迫、そして、史上もっとも「難解」といわれる合戦を、精緻な分析と大胆不敵な構成で描ききる、渾身の歴史長編小説。

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大長編である。
単行本で600ページある。
これだけの長編に仕上げたのはたいしたものであると思うが・・・・・・
決戦前に、両雄が同じことを言う。
「天佑、我にあり!』「天佑、我らにあり!』
天運:うまれながらにして人の生に宿る決まり事。
天佑:才や努力の上に積み上げられていくもの。
徳川秀忠・家光親子に、天海が軍学は甲州流、越後流のどちらが良いか聞かれる。
結論は最後に分かるが、天海が川中島の合戦を語る。
天海は実際に川中島に行っている???????
謙信が言う!
「ぬけぬけと孫子の旗幟を掲げている者どの」
信玄が言う!
「信濃は武田家のものだと京も認めている。何故出兵してくるのか?」
孫子がいたるところに出て来る。

高坂昌信と思っていたが、香坂昌信としている。
こう言うのは迷う!
真田幸村も真田信繫が正しいと言う!
何か根拠があるのだろう。
諏訪御寮人は名前を記述していない。単に諏訪御寮人としている。

この戦いを風魔小太郎が見ている。
布陣を北条氏康に報告する。
氏康が言う。
宿敵同士の布陣ではない。慕い人同士の逢瀬ではないか?
氏康はこの戦いの後の上野一国を制覇する事を考えている。

対陣の中、両雄の過去が記述される。
どちらも戦国の洗礼を受けている。
信玄は信繫がいる。軍師?勘介がいる・・・・・・
謙信には身内がいない。いなくてもよい強さがある!

こう言う対陣は先に動いた方が負けと言う!
悠々酒宴を繰り広げる謙信!
両雄の家臣が不安になる。
この辺りのやり取りは面白い。
誰も信玄、謙信を読めない。
対陣が長引けば、兵糧の心配をしなければならない。
この点は本国に近い謙信が有利なのか?
信玄が考える。
勘介の啄木鳥の戦法。
これと本陣との兵の割り振りは?
啄木鳥は餌を追いだすために力いっぱい突く。
この兵力を主とする。
炊煙の量が増えたのを謙信は見逃さない。
信玄が来る前に本軍を移動させる。
謙信の必殺技????
龍蜷車懸!!!!!
最初の思惑は謙信に軍配があがる。
霧が謙信が軍配を振れば、流れて晴れる??????
こういう事があれば、兵は謙信を信頼する!
が奇襲部隊の大軍が戦闘に参加して、謙信は引き上げる。

越後の柿崎景家VS甲斐の武田信繁!
この辺りは読ませる!
戦国史上まれに見る死傷者の多い戦いだったと言う!
一揆に読ませる本である!

2015年2月 5日 (木)

本・こんなに面白いとは思わなかった!関ヶ原の戦い・渡邊大門

「西軍が敗北した本当の理由は?」「石田三成と徳川家康は最初から対立していたのか?」「宮本武蔵は東軍か?西軍か?」その後の日本の歴史の流れを決定づけた「天下分け目の一戦」を、気鋭の歴史学者がQ&Aの形式で様々な角度から検証する!

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黒田官兵衛もこの形式の50のQ&Aだった。
著者の得意とする形式なんだろう・・・・・・・

第一部      豊臣秀吉没後のさまざまな謎
第二部      政治情勢をめぐるさまざまな謎
第三部      関ヶ原合戦前哨戦の謎
第四部      関ヶ原合戦における攻防の謎
第五部      諸大名たちのその後の謎

著者の本はよく読んでいるので、理解している話も多い。
一番印象に残った話。細川忠興の側室の数が15人と言う話!
秀吉と変わらない。
こうなると忠興のガラシャに対する態度はいかがなものかと思うが・・・・・・・

関ヶ原については、「司馬遼太郎の関ヶ原」を学生時代に読んだ。
メチャメチャ興奮した!
司馬遼太郎が記述しているのなら史実と思ってしまう。
最近ロマンが無くなって来ている。
七将に追いかけられて家康の屋敷に逃げ込んだ。
これは三成の作戦と言うが、実際は無かったようだ。自分の伏見屋敷に逃げ込んだようだ。
秀吉存命の頃から三成と家康は対立していた????
どうもそうではなさそうな感じである。
三中老と言う役職も無かったみたいである。
家康の私婚の相手は、伊達・福島・蜂須賀家である。これに黒田長政が入っていない。
これは前から疑問に思っていた!!!!

第二部の、政治情勢をめぐるさまざまな謎は面白い。
上杉景勝の会津移封。
越後の年貢を会津に持って行ったという。
これで越後堀氏と揉める。
ただ会津の蒲生氏が先に持って行ったと思っているが・・・・・・・・・
景勝・兼続と三成の連携は無かったようだ!
直江状の話は山ほどある。
家康に対する挑戦状は後で付け加えられたようだ。
小山評定はあったのか。
ドラマ関ヶ原では、福島正則役の丹波哲郎が名古屋弁丸出しで会議をリードする。
丹波哲郎は役者である!上手い!!!
この場面が今でも目に焼き付いている。
実際はどうなのか?????
合戦時は、西軍・東軍とは言わなかったようだ。

三成の前面の敵と並ぶ、関ヶ原の激戦地、宇喜多秀家と福島正則の戦い。
宇喜多秀家1万7千と福島正則6千の激突である。
宇喜多勢は精鋭なのか?
どうも違うようだ。精鋭なら福島隊は壊滅している。
やはりロマンが無くなってくる・・・・・・・・・・・・

第三部が関ヶ原合戦前哨戦の謎。第四部の関ヶ原合戦における攻防の謎
徳川本軍は秀忠か?
この話題もいろんな本で読む。
どちらとも言えないと!
家康の下には、本多忠勝に井伊直政がいる。
秀忠には榊原康政がいる。
秀忠軍を残したと言う話もあるが、結城秀康も残っている。
どうでしょか?
嶋左近がいる!どれだけの武将だったのかよく分からない!
家康と五分では戦えないだろうとは思う・・・・・・・・・
宮本武蔵は関ヶ原の合戦時、何処で戦ったのか?
本戦の関ヶ原か、九州なのか?
徳川か?石田か?
これは武蔵も悪い。ちゃんと記録を残していない。
どうも九州のようだが・・・・・・・・

いろんな話があり面白い。
第六部      最後が諸大名たちのその後の謎である。
著者の本はよく読んでいるので、知っている話も多いが、面白い本でした!

 

2015年1月14日 (水)

本・北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録・伊東潤

関東の覇者、小田原・北条氏に生まれ、上杉謙信の養子となってその後継と目された三郎景虎。越相同盟による関東の平和を願うも、苛酷な運命が待ち受ける。己の理想に生きた悲劇の武将を描く歴史長編。

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著者の北条の本は2冊目である。
最初に読んだのが武田家滅亡だった。
面白かった。
どの作品も同じだが主人公は悪く書かれない。『藤堂高虎?』
上杉三郎景虎!
思っているイメージ通りに描かれていた。
が、その反面ライバルだった景勝、兼継がいやらしく記述されている。
当たっているのではないかと思うが・・・・・・・

北条三代目、氏康の息子であるが、北条氏も養子が多い。
一門がある。
家康の松平一門も多い。十八松平と言う。
長年勢力を張っている名門は同族が多そう・・・・
運命に翻弄させられる。
仏門に入れられるが、都合により還俗させられる。
北条幻庵の養子に入る予定が狂う。
上杉謙信の人質になる。
関東の争い。
北条、武田、上杉、葦名、佐竹等沢山の戦国大名がいる。
これらは合従連衡を繰り返している。
甲相駿三国同盟がある。
北条氏康、今川義元、武田信玄の同盟がある。
誰かが死ねば様相が変わる。

相越の同盟がある。
上杉、北条の同盟である。
この証に上杉三郎が謙信のところに行かされる。
上杉と北条の窓口になる。
謙信には優遇される。
養子になる。そして景虎の名前を与えられ、景勝の妹を貰う。
が越後も複雑な情勢である。
中央集権になっていない?
謙信も家臣によく反乱されている。
名の知れた家臣も多い。
地元に密着している。
侮りがたい勢力である。

この越相同盟は崩れる。
北条は武田と結ぶ。
景虎はこの時小田原に帰る事も出来た。
が帰らずに上杉の家督を継ごうとする。
対抗は景勝、兼継!
策謀家として描かれている。
この小説では、謙信の後は景虎と言う事になっている。
意外に真実なのかも知れない。
が謙信亡き後は景勝が主導権を握る。
景虎は北条の出身であるので、越後に地盤が無い。
景虎の為に死ぬ家臣のいないし、命令も聞かない。
反景勝派が集まっている。

北条が景虎の援助に走る。
が近いのは武田である。勝頼に兵を出してもらう。
これを阻んだのが兼継!
黄金を惜しげもなく勝頼に渡す。
これで勝頼は景虎に付かない。
この時に勝頼が景虎に味方すれば面白くなっていた。
越後上杉、甲斐武田、相模北条の三者同盟が出来ていた。
結果は信長に各個撃破されるだけかも分からないが・・・・・・
26歳で自刃する。
妹、桂も嫁いだ勝頼に殉じた。
二人とも小田原に帰れたようだが・・・・・・
乱の後の景勝の報復は凄まじかったと言う!

2015年1月12日 (月)

本・川中島の敵を討て・近衛龍春

越後守護代・長尾為景の末子・虎千代は、十四歳の時に還俗して景虎を名乗る。兄・晴景を助け、鎧袖一触、国内を平定した景虎。兄に代わって守護代に就くや、北条を攻めるべく関東に兵を進めた。関東管領となり、名を上杉政虎と改め、宿敵武田信玄と雌雄を決するべく川中島へ向かう

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真面目な小説である。
要は伝奇小説ではないと言う事を言いたい!
寺に入れられて、還俗させられる。兄がいる。
が謙信(謙信で通す)の方が出来が良い。こういう場合は問題が多い。
嫉妬!
実力で当主の座を勝ち取る。
毘沙門天に生涯の不犯を誓う!
そこまでしなければならないのか・
家臣の娘、近衛前久の妹、関東での妖艶な娘。
皆袖にする。『もったいない』
政略結婚は嫌だったんだろうが、珍しい武将である。
武田信玄も嫌な武将を相手にした。
関東甲信越は遅れている???
自立している勢力が多い。
土豪?
名門意識があり、狡猾なのか?
直ぐに変心する。裏切りなど日常茶判事なのか?
謙信は変わっている。
普通は領土が欲しい。信玄なんかはそうだ。
が頼まれたからと言って戦いを挑む。
異次元の人間なのか?
そのくせ軍神の如く戦いに強い!
が越後内部もまとまっていない。
中央集権になっていないのか?
わずかな土地争いで揉める。
謙信は嫌になり出家しようとする。
サア大変。みんなで謝り元に戻る。
これが関東に行けば、行った時は謙信に服従する。
が越後へ帰れば元の木阿弥になる。
謙信は京へ上がっている。
それも5千の兵を連れている。
問題の松永弾正がいる。
のちに織田信長に対して同盟?協調する。
将軍義輝に弾正成敗を具申する。
が義輝は煮え切らない。
謙信が越後に帰った時が心配になる。
結局何もせずに越後に帰る。

北条に包囲された唐沢山城。
ここにわずかな共を従えて城内に入る。
北条は手を出せない。
軍神の化身と言われる。

小田原城を10万と言われる兵で包囲する。
が謙信直属の部下ではない。
関東の諸将である。
戦意も不足している。
農家の収穫の問題もある。
織田信長のように、常備兵ではない。
農閑期しか戦えない。

越後は相変わらず反乱も多い。
信玄が調略してくる。
これに対して謙信側も武田に対して調略を行う。
謙信配下の軒猿。凄腕の忍びがいる。
武田の忍びを17名殺す!『本当かな?』
信玄の信濃侵攻に対して謙信も受けて立つ。
信濃の豪族達が謙信に助けを求める。
義によって立つのだろう・・・・・
そこで川中島の合戦になる。
第一回、第二回、第三回と戦い、高名な第四回になる。
信玄は影武者を使っている。

著者は啄木鳥の戦法と、山本勘介の献策を取り上げていない。
実際に現地に行っている。
謙信が陣を構えた妻女山に実際登っている。
この場所に1万3千人は在陣できないと言う。
武田側が啄木鳥戦法で通った道。
地元の人間もその時間では歩けないコースのようだ。まして夜である。
謙信は「車懸りの戦陣」をとったと言う。
がそんなものではないだろう?
戦いの中でそう言う陣形になっただけではないのかと!

この車懸りの陣と呼ばれる戦法は、各隊が放射状に並び風車のように回転しながら敵に当たるというものである。
最初に敵に当たった部隊が一旦退くと、すぐ次に新手の部隊が攻撃する。これを繰り返すことによって、敵は常に応戦しないといけないが、自軍は休憩を挟む部隊が出来る分有利になる。
実際に出来るか?
初めて聞いたときはまだ中学生の頃だ。
訳も分からず凄い戦法と思った。
が今はそうではない。実際に戦っていてそんな事が出来るのか?
絶対に無理と思う!
後世の創作ではないか?
が秋山真之はこれを参考にしたと言う。
海上ではなるほどそうなる場面がある。

要はそんなに決められた戦術で戦ったのではないと思う。
後は大将の力量と、部下の対応である。
典厩信繫が戦死する。
まれにみる戦死者が出た戦いだったようだ。
戦闘場面は迫力がある。
面白かったです!

2014年12月 8日 (月)

本・謎とき 東北の関ヶ原 上杉景勝と伊達政宗・渡邊大門

歴史モノのキラー・コンテンツのひとつ「関ケ原の戦い」。本書では、上杉景勝と、そのライバル伊達政宗という東北の二人の大名を中心に、関ケ原の謎と俗説を、ひとつひとつ解き明かしていく。情報戦、腹の探り合い、裏切り、アリバイ工作―。数多くの史料を丹念に読み解くことで見えてきたのは、人間味溢れる大名たちの姿だった!

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最近著者の本はよく読む。
戦国時代の著書が多い。
通説を見直している。他の研究者も参考にしている。
上杉景勝と言うなら直江兼続である。
関ヶ原で果たした役割は多い!
関ヶ原前後の状況から記述されている。
上杉討伐が始まる。
上杉の出自から記述されている。
上杉も、山内・扇谷・宅間・犬懸とある。
謙信が継いだ上杉は山内である。
その長尾家から、景勝と景虎の対立から越後の領国支配がある。
景勝は秀吉に臣従する事により地位を保つ。
秀吉政権下では、越後45万石、佐渡14万石、出羽庄内三郡14万石、
信濃北四郡18万石の約90万石が支配下にある。
ここまでになり、会津蒲生氏郷亡き後、会津120万石へ移動となる。
越後には堀氏が入る。
がこの時上杉は越後の年貢を持って行ったとある。
これにより堀氏は上杉に恨みを持つ。
他の本でだが、先に蒲生氏が会津の年貢を持って行った。
ので上杉も持って行ったとあるが、この本ではそに記述は無かった。

上杉討伐までの出来事を検証している。
なかなか面白い!

通説を見直している。
三成と家康の対立。
そういう中で大谷吉継の動きも記述されている。
矛盾しているのか?
上杉討伐が始まる。
上杉の藤田信吉が裏切る!
栗田刑部と上杉を出奔するが、栗田刑部は討ち取られたとある。
が実際は生き残ったようでもある。
通説を検証する。
その中で、小山評定はあったのか???
書状の日付から判断すると矛盾が出て来る。
こうなると何を信じればよいのか?

有名な直江状がある。
これは本当なのか?
本書は残っていない。
数多くの写しが残っている。
追而書が有名である。
『会津へ家康が来るなら、上杉も待っているので雌雄を決したい!』
と言う意味になる。
写しにはこの追而書は書かれていない。
書かれているのは、軍記物と一部の書状と言う。
実際どうなのか?
直江状は本物のようだが、追而書は後世の付け加えられたようだ!
ただ上杉の気分としては、直江状の通りだったんだろう・・・・・・

最後は東北の関ヶ原になる。
伊達政宗と最上義光が上杉の敵である。
三成挙兵を聞き、家康は小山から引き返す。
兼続は徳川追撃を主張したと言う!
が、これも書かれている資料が悪いようだ!
信用出来ない様だが、この追撃の話はあったと信じたい!
著者の本は最近よく読む。
検証も、自身と他の研究者を合わせて記述している。
面白かったです!

2014年11月 4日 (火)

軍師官兵衛「番外編」 テレビドラマ・関ヶ原(1981年正月放送)

テレビドラマ・関ヶ原
30年以上前になる。
放送時に見た。
そして月日は流れる・・・・・・・
今年になってから官兵衛巡りをしている。
その関係で関ヶ原にも行っている。
又見たくなった。
奥さんは流石である。
光テレビで放送されていたのを録画している。
嬉しそうに見た!
やはり面白い!
役者が全然違う!

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徳川家康  森繁久弥
本多正信  三国連太郎

豊臣秀吉    宇野重吉
石田三成    加藤剛
島左近     三船敏郎

良く集めたと思う。
前田利家    辰巳龍太郎
淀       三田佳子
おね?     杉村春子
まつ      沢村貞子
細川ガラシャ  栗原小巻
初芽      松阪慶子
阿国      木の実ナナ

三成を襲った七将ら
福島正則    丹波哲郎
加藤清正    藤岡弘
細川忠興    竹脇無我
鳥居元忠    芦田伸介
宇喜多秀家   三浦友和
大谷吉継    高橋幸次
直江兼続    細川俊之
安国寺恵瓊   神山繁
小西行長    川津祐介 

偏見になるが、軍師官兵衛の増田長盛役が今一と思っている。
関ヶ原では、平田昭彦である。
オールスターと銘打っているだけにあるだけに敵役と思っている。

ドラマは原作通りに展開する。
最初に左近が医者の叔父のところに行く。
それをつけている忍びの物とのやり取り。
叔父の医者が、大滝秀治で独特の喋りをする。
面白い場面である。

秀吉が死に、家康の策謀が始まる。
原作通りである。
三成を襲う七将。
加藤清正・福島正則・黒田長政・細川忠興・浅野幸長・池田輝政・加藤嘉明。
家康が一喝する!
迫力がある。

初芽は要らない役であると思うが・・・・・
となると、出雲の阿国も要らない。名古屋山三郎も要らない。
出て来るべきは、官兵衛、藤堂高虎、伊達政宗、細川幽斎ではないかと思うが・・・・・
関ヶ原までの流れが非常によく分かる。

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上杉景勝・直江兼続と三成・左近の盟約がある。
直江状がある。どうも偽書のような感じがするが・・・・・
家康が三成挙兵を聞いて小山から撤退する。
ドラマでは景勝が追撃をしようとするが、兼続に止められる!

三成挙兵時の、家臣を前にした宣言の場面がある。
「我を助けよ!」
この場面は好きだ。
そしてこう言う場面は、鳥が飛ぶか、風が舞う!
実際に鳥、多分カラスと思うが飛ぶ!

黒田長政。
福島正則を引き込む。
酒が入っている丹波哲郎の正則が良い!
それを説得(??)
いや騙す場面は面白い。
尾張弁と言うか、言葉が面白い!

三成の性格が良く出ている。
三成より実戦経験が豊富な島津義弘の意見を取り合わない。
わずか1千の兵を救うために兵を動かせない。
家康は鳥居元忠のような譜代の家臣がいない。
犠牲になってくれない。
宇喜多秀家の夜襲の策も取り合わない。
自身の観念に凝り固まっている!
それがよく分かる!

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大谷吉継が高橋幸冶。
三成に言う。
「この命くれてやる!」
実際に関ヶ原で戦ったのは、三成・秀家・吉継と言う。
善戦していた。

戦いに敗れて、最後は捕えられる。
百姓が三成をかくまう。
逃げ切れないと思った時に、三成は百姓に訴えさせる。
妻を離別してまで、三成を匿った百姓の義に答えた。

城門に座らされた三成に対する武将達の態度がある。
福島正則:お互いののしり合う!
細川忠興:目礼をして通り過ぎる。「一番良い」
黒田長政:羽織をかけて慰める。原作では長政の最後の仕上げと言う。
     後世の評判、評価に対する演技と言う。
小早川秀秋:忠興に止められが三成に会いに行く。三成の毒舌がさえる!
面白い場面である。

初芽は尼になる。
原作は官兵衛が訪ねる。ドラマは官兵衛は出ない。
そうして言う。
「あの男は成功した!」
三成のような寵臣まで家康に走ったら、世の中の秩序はどうなるのか?

ドラマではこの役は、本多正信になる。
家康と正信の会話。
ああも簡単に裏切れるものなのか?
面白いドラマです!
とくに実際に名所廻りをしているのよく分かりました!

2013年12月20日 (金)

直江山城守兼続・近衛 龍春

知将、直江兼続の人生を描いた書下ろし小説09年大河ドラマ、主人公の直江兼継。上杉謙信、景勝に重用され、秀吉、家康からも一目置かれた名将が貫いた、男の生き様とは。歴史小説の新星が描く要注目作!  毘沙門天の旗の下、戦場において無類の強さを誇った軍神・上杉謙信。その謙信は、一人の若者の才に目をつけていた。直江山城守兼続―秀吉が惚れ込み、家康が恐れた男。謙信の薫陶を受け、生涯を上杉家に支えた兼続の波瀾に満ちた生涯。その知られざるエピソードを通して丁寧な筆致で描く。

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これほど評価が定まっている人物も珍しいのではないか?
沢山の人が書いている。それぞれの思い入れがあると思うが・・・・・・・
長編である。文庫本で上下であり、900ページある。相当長い!それだけに詳しく記述されている。
戦国武将は名前が良く変わる。時々誰か分からなくなる時があるが・・・・・・

上杉謙信の晩年については、大分酒の影響があったようだ。酒は相当好きだったようだが・・・・・・・
景勝との君臣の関係がある。これはどの作家も同じような描き方と思うが・・・・・・
直江家に婿養子として入る。
高名なお船!草の者がいる。忍びの者。
これは直江家に仕えている。当主はお船?直江家に忠実に仕える。そう言う描き方だ。
しかし「藤沢周平 密謀」でも直江家が上杉の直属ではない直江家の忍びを飼っていた。
何かそういう事実があったのかと思ってしまう!
景虎との跡目争い。ここにも『義』が出て来る。
先手必勝!が景勝はこだわる。
伊勢新九郎、斉藤道三、松永弾正と同じことをせよと言うのか?

景虎の家臣で北条家から来た東山康光!
『大河ドラマ 天地人』では景虎が自刃した時に北条へ帰っている。
この本では、一緒に死んでいる。この辺りは難しいと思う。どっちだったんだろう?
そう言うあら探しをしているのか?
詳細に、直江の歴史上の流れが語られている。それはやはり面白い。
石田三成との交友!なんか上杉に都合の良いように図って貰っている!
こうなると公平感がなくなる。
上杉謙信がそれほど強く領国を支配しなかった。
なので自立しようとする、命令を聞かない武将も多かったようだ。
『君は船、臣は水』と言う事か?
謙信をもってしてもそうなのだから辛い!
秀吉に臣従してからの苦労がある!会津に国替え!なかなか面白い。
知らない話もある。そうして関ヶ原に向かう!

石田三成の挙兵が早すぎたと!上杉、徳川が衝突してから挙兵しなければならないと言う!
がそれは無理だったのではないか?
上杉の軍議がある。
徳川をいかに迎え撃つのか?この戦略は正しいと言う。
元関東軍参謀、石原莞爾が絶賛した上杉の布陣!
この席上で異を唱える!前田慶次郎!この名前が面白い!
「徳川が来なかったらどうする?引き返したらどうする?」
誰もそんな事を考えていない。
徳川が来て、戦う事に興奮している状況が面白い!
しかし上杉にも裏切る武将もいる。

徳川は実際に来なかった。
その後の対応!徳川追撃を行うか?やっていれば相当な激戦になっただろ・・・・・・
最上領に侵攻する。そして関ヶ原の敗戦!
この時も江戸城攻撃と言う策もあったと言う!
敗戦処理。ここから直江兼続の政治力が発揮される!
戦力は確保しようとする。徳川になめられない為に!一つ間違えれば取り潰しになる!
本多正信との交渉!
狐と狸か?我慢する必要もある。
まして上杉の誇りがある!
なかなか本多正信との駆け引きは面白い。
最近は評価もされているが、かっては佞臣の代表みたいに言われていたが・・・・・

その息子、政重を養子に迎える!
政重に言う。
「天下取りの戦いとは、広く布石を打てねば出来ぬこと。上杉は目の前の敵は挫く事は出来ても、天下を治める戦いには向いていない!」
謙信以来そうなんだろう!上杉の家風なのか?
景勝の正室、勝頼の妹の菊姫。この本では自刃したと言う。
そう言う事を記述したのは、そう言う事も言われていたのだろう!
病死と思っていたが・・・・・・
跡継ぎが生まれていれば、上杉・武田の血を引いている。

人間の格がある。持って生まれた物か?
豊臣政権の時は、30万石の陪臣だったが、一国の国主の扱いをされた。
が徳川の時代になる。
殿中ですれ違う時、陪臣は幕臣に先に挨拶をして、出くわしたときは譲る。
が兼続は6尺豊かな体格で、先に徳川の幕臣が先に譲ってしまったようだ。
後で直江山城と気づいたと言う。
兼続は譲られても当たり前と思っていたのか?
自然な風格があると言う事なのか?
長い本だった。
がそれだけに直江山城守兼続の歴史がよく分かった!

2013年7月 9日 (火)

徹底分析川中島合戦・半藤 一利

上杉謙信と武田信玄がぶつかり合った、戦国最高の大合戦。その魅力は、「義」 の上杉に 「理」 の武田という両者がそれぞれの戦略のもとに知恵をしぼり合い勝利をつかもうとする、 人間力の発現にある。いかに時代が移ろうとも戦場で戦うのは「人間」。それを2人の名将はいかにマネジメントしたのか。本書では、合戦の経過を今日の戦理に照らしつつ分析し、勝者の条件を考える。異色の歴史読み物。 

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武田信玄は忍人と言われる。
目的の為には手段を選ばない!
何故信玄だけがそう言われるのか?
そう言う要素があったんだろう。
上杉謙信は、恐らく日本史上最高の戦術家と言う。
強い!
兵も強い!
局地戦では無比と言われる。
なんとなく上杉謙信に親しみを感じていた。
単騎、信玄に斬りかかる。子ども心に興奮した!
引き分けと言われる。が贔屓によって結果はわかれる。
著者は謙信に軍配を上げている。
新田次郎は、土地を確保したとして信玄に軍配を上げている。

実際に戦場を確認している。
山本堪助の 「啄木鳥の戦法」
謙信の 「車懸りの戦法」
松本清張の、「信玄戦記」 に車懸りの地図が出ていたのを覚えている。
年を取ると夢も希望も無くなる。
若かりし頃は、こう言う戦法で、勝利を導く!
そんなものにあこがれた!

著者が実際に兵が山道を歩けるのかどうか?
何人なら何mの郷里になるかの検証結果を載せている。
信玄の棒道もそんなに輸送できない。
それならば、信玄2万、謙信1万3千の兵も危うい!
もっと少なかったのではないかと?
巷説の啄木鳥戦法の、兵を山道を歩かしたが無理との結論!
著者も言っているが、ある程度巷説にしたがい検証している。

ここで著者の専門分野が出て来る。
『孫子』『呉氏』『六韜』『三略』『戦術論』『戦争論』『海戦要務令』『統帥綱領』『統帥参考』『作戦要務令』
これらの古典?からの引用が多い!
又小説家の記述も多い。松本清張・新田次郎・井上靖・坂口安吾・壇一雄等が出て来る。
読んでいて面白い!
ミッドウエー海戦まで例えで出て来る。
分かり易いと思う!

又王貞冶の話が出て来る。
著者はガキの頃から知っていたようだ。
この本は、まだ巨人の監督時代だ。

著者が面白い心配をしている。
確か新田次郎も、長篠の闘いのエッセイで記述していたが、両軍3万以上が野宿している。
この糞尿の始末をどうするのか?
そんなに長く対峙していられない。
トルコのカッパドキアの洞窟。敵が来れば、ここに隠れるが壷?に入れて封をして置いておく。
敵が去ったら、外に出して肥料にする。
出し入れするだけでも疲れる!
ここには実際に入ったのでよく分かる!
著者は穴を掘って埋めたと言っている。
しかし行軍するときに、踏みつけたのではないかと思う・・・・・・

信玄は不幸だ!
同時代に、日本史上最高の戦略家、織田信長がいて、」最高の戦術家とも言うべき上杉謙信がいた。
生まれた土地も甲斐であり、信長のように鉄砲を重視出来ない環境だったようだ!
いろんなエピソードが沢山記述されている。
大変面白かったです!

2013年5月28日 (火)

真説 関ヶ原合戦・桐野 作人

今年は関ヶ原合戦400年、様々な形で関ヶ原合戦が取り上げられている。また、関ヶ原周辺では様々なイベントが行われ、観光客を集めている。しかし、関ヶ原合戦には実に謎が多い。
後年、ドイツの軍事顧問メッケル少佐は、両軍の布陣を一目見て西軍の勝利を断言した。圧倒的優位の西軍がなぜ敗れたのか。
小早川は関白の位をけってまでなぜ裏切ったのか。毛利、島津はなぜ戦闘に参加しなかったのか。気鋭の歴史作家が、関ヶ原の謎に迫る。関ヶ原合戦ガイドマップ付き。


20130528_book1

最初に思った事がある。
家康の手紙の数が多いと言う。
戦場で良く書けたと思うが・・・・・
専門で書く家臣がいたのだろうと思う。
これが残っている。
ここでふと疑問に思った!
誰が運ぶのか?
戦場で運ぶ。忍びが運ぶのか?
関所もありゃ、山、川、谷もある。
途中で奪われる事は考えないのか?
暗号にはなっていない!
それに本物かどうか?その判断基準は? 

日本の歴史では、5大老、5奉行、3中老と教えられた。
どうやらこれは後付けのようだ!

この本でも出て来るが、前から疑問に思っていた事を記述する!
宇喜多秀家の兵は精鋭なのか?
何度も言うが日本の戦国史は司馬遼太郎によって得られた。
その作品、「関ヶ原」 の中でも関ヶ原の第一戦は、宇喜多隊と福島隊の激戦から始まる。
宇喜多隊17000と福島隊6000の闘いである。
これが互角の戦いになっている。
宇喜多隊に後詰がないので攻め込んで来れないとあった。
どちらにしても3倍弱の戦力差がある。
秀家、正則とも戦意は高い!
学生時代だったが、何故一挙に撃破出来ないのか?
そう言う疑問は持っていた。

最上義光を攻めた上杉軍、直江山城守!
これも何故一挙に抜けなかったのか?
まして名将と言われる、直江が直々に兵を率いている。
これも疑問に思っていた!

そう言う疑問の解答がある本である。
家康と秀忠が率いた軍団がある。これは秀忠軍が徳川本軍ではないか?
そう言う事は無さそうだが・・・・・・
面白かったです!

2013年3月29日 (金)

上杉かぶき衆・火坂 雅志

NHKの大河ドラマ「天地人」の原作者が、ドラマに登場する人物のうち、かぶき者として名高い組外者の前田慶次郎や、謙信以来の古老水原親憲、剣聖の血をひく上泉主水泰綱、新陰流の達人本多政重らの武将たち、藩主上杉景勝の妻・甲斐御料人、その景勝と跡目争いをする三郎景虎、直江兼続の弟・大国実頼の七人を主人公として短編連作を描き、その生きざまから、直江兼続の存在を浮き彫りにする。上杉景勝を盛り立て、戦国の世にあって「義」の精神を尊んだ直江兼続ら、もののふたちの壮烈な戦いを見つめなおす、もうひとつの「天地人」。

20130329_book

司馬陽太郎、関ヶ原を読んだのはまだ20歳にならない学生時代だった。
図書館で借りて読んだ。
感動ものだった!
この関ヶ原で、武将のイメージは固まったと言える!
それほど印象的だった!
当然直江山城守が出て来る。
関ヶ原で上杉のイメージは固まった。」
それを決定づけたのは、藤沢修平、密謀!
関ヶ原の中で、上杉かぶき衆と言う、つわものの事も記述されていた。
この本では7人を主人公にしている。
が、やは武将が気になる。

前田慶次郎は、隆慶一郎、一夢庵風流記が有名と思う!
主人公でもある。颯爽としている!
がこの本では実像?が記述されている感じがした。
年齢についてだ!初老の髪の毛を染めている場面は、チョッとイメージが下がる!
でも実際そうなんだろう!
意地をはっているのが面白かった!
ただ、花の慶次の劇画でもある。が、この顔が若い!
そのイメージが強いのではないかと思う・・・・・・・

本多政重。
司馬遼太郎、城塞、前田家の家老として出て来ていた。
あまりいい印象では無い!権威をかさにきている感じだった。
親父と兄貴の印象が悪い!
正信、正純だ!
本多正信については、隆慶一郎、影武者徳川家康、で大分イメージはよくなったのではないかと思う。
二郎は好きだ!
政重に関しては、この本での印象が合っているのではないかと思う!
柳生新陰流を学んでいたとは知らなかった。
武備恭順と言う言葉がある。
関ヶ原後の上杉は、徳川に恭順しているが、鉄砲を備えて戦力の維持も図っている。
この鉄砲作りの場所を政重に見せる!
上杉に手を出すとただでは済まないと言うことだ!
それを政重に見せて、正信に伝わる事を計算している!
直江山城守も人が悪い!

上泉主水泰綱。
これは先に新宮正春で読んでいる。
剣聖の孫に当たる。新陰流!
武将でもあり剣豪でもある。命に従い死ぬ!
こう言う武将も好きだ!

水原親憲。
川中島から大阪の陣まで戦っている。
まさに武の人なのか?
生れから印象深い。初陣が川中島と言うものあまりいないのではないかと思う。
言い方は悪いが、幸せな人生だったのではないか?

すぐに読める内容である。
興味深いエピソードもあり面白かったです!

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    呉の大和ミュージアムです。 2012年9月に訪れました。