鎌倉時代

2013年11月23日 (土)

司馬遼太郎歴史のなかの邂逅〈1〉空海~斎藤道三・司馬 遼太郎  

かつてこの国を生きた人々の生の輝きが、時代の扉を押しあけた―。歴史上の人物が持つさまざまな魅力を発掘したエッセイ百八十八篇を、時代順に集大成。 
第一巻には “人類普遍の天才”  空海から、“魔術師”斎藤道三まで、司馬文学の奥行きを堪能させる二十七篇を収録。

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久しぶりの司馬遼太郎だ!
最近中村彰彦の本をよく読む。そのせいでもないが歴史エッセイが気になる。
特に今まで歴史エッセイで特に好きだったのが、司馬遼太郎と戸部新十郎だ。
まとまって読むのは珍しいと言える。
188編の歴史エッセイを時代毎にまとめて、1巻は27編ある。
空海から始まるが、主に宗教上の話がまとめてあったと感じたが・・・・・・・
空海、最澄、親鸞、蓮如・・・・・・・ 日蓮はなかったが・・・・・   

最初が倭人と言う事について述べられる。
出雲王朝、1961年のエッセイだが、島根県は出雲と石見の国から成り立っている。
仲は良くないようだ。多分現在もだろう!
石見銀山は世界遺産になったし・・・・・・・
精神世界の君主として、国造がまだいると言う。
やはり神話の世界であり、大和朝廷と張り合った国なのか?
何故出雲に王朝が出来たのか?   
ツングース人の事が記述されている。
蝦夷から陸奥、出羽、佐渡、越後と来て、出雲地方まで来たのではないのかと?
日本の先祖の一つだろうと思う!   
空海と最澄。比叡山と高野山!
空海の風景の印象が強い。 唐の密教の正統は異国の空海に伝えられた。 空海一代で完璧な形で終わった。
最澄の場合は、弟子が再び唐へ行ったと言う!
どちらにしても、密教? 何もわかっていない人間である。   

ぜにと米! 交互に繰り返される。
平氏はぜに!鎌倉幕府は米、足利幕府はぜに、安土桃山もぜに、徳川幕府は米! と言われればよく分かる例えだ!   
今に始まったことではないが、
源義経!軍事的天才であった。
それゆえ政治的に無知であり、不幸に繋がった!
が大軍の司令官としてはどうなのか?
しょせん遊軍の司令官か?
司馬遼太郎は、義経が好きだそうだ!   

しょうゆの話。
和歌山の湯浅が起源だと言う。
味噌造りから出来る。味噌樽の底に溜まっていた液で物をると美味しかったと言う!
偶然に出来たのか?
最初に食べた人は偉い!

上州徳川郷。
新田義貞の末?徳川家は最初藤原氏を称していた。
途中で源氏に変た!
遠祖が徳川村にいたと言う話が生きた。
それで徳川村は租税不要の、免租地になった!
嘘みたいな話と思うが・・・・・・・

戦国大名のふるさとにも記述されていたが、家系図なんて当てにならない。
日本の場合は、かなりええ加減と言う!
適当に作っている。作る専門家もいる。
かなりの知識がいる。
名門で行方知れずになっているのを上手く結びつける!
なかなか出来ないし、金もかかる!

果心居士が登場。
司馬遼太郎らしく真面目?である。
果心居士は戸部新十郎、隆慶一郎も登場させる。
特に戸部新十郎は松永弾正についても得意だ!
そして弾正との絡みで必ずと言っていいほど登場する。
出てくれば嬉しい!
果心居士は実在の人物のようだ!
目くらまし?幻術?楽しい。

戦国の傭兵集団、鉄砲集団!
根来衆に、雑賀衆!名人芸と言うが、当時の鉄砲は命中精度はどんなものだったんだろう?
両方とも和歌山と言うのも何か理由があるのか?
司馬遼太郎は久しぶりに読んだが、やはり面白かった!   

2013年3月19日 (火)

頼朝の武士団 ~将軍・御家人たちと本拠地・鎌倉・細川 重男

草創期の幕府をまとめあげていたのは、頼朝という個性だった。頼朝と御家人たちとの人間関係の中心には「情」があり、器量ある将軍の下に結集した武士たちは、幕府の未来を素直に信じていた。既存の頼朝像に変更を迫る試み。 

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者のぼやきと言うか、溜まっていた事を記述しているのがメチャメチャ面白い!
頼朝は気遣いを一人一人する。流人ゆえの知恵なんだろう・・・・・
一人一人に、こっそと 「お前だけが頼りだ!」 
言われる方は悪い気はしない。
それよりこの人の為なら、と言うことになる。
「人は誰かに認められることによって、誇りと生きる意味を見出す!」
著者は有名校を出ていないようだ。出身大学を 「弱小私大」 「「三流大学」 と嘲笑われたようだ!
研究者としての実力は関係なしに、卒業した大学を、一流大学を出た連中に見下さられて、悔しい思いをしたようだ。
どちらかと言えば、日の当らない御家人たちの気持ちを自分に重ねて書きたくて、書いたのかと思ってしまう!
頼朝に暖かく励まされた御家人たちは、嬉しかっただろう!
計算されていたと思うが・・・・・・・・

頼朝に関する作品は多いと思う!
河内源氏の流れが分かる。単に河内の源氏か?
そういう意味では、甲斐源氏なんかと同じか?
頼朝はそのまま何も無ければ、伊豆源氏で終わっていたかも・・・・・
鎌倉の街の状況が記述されている。
交流の街でもあったようだ。いろんな例が記述されている。
各地の御家人が集まっているので、変な争いもある!
御家人たちの争い!
頼朝に賭けた北条時政。たかが40騎の兵力だ!
空前絶後の万馬券!
この例えが面白い!

この時代も通信設備は無い。
以仁王の令旨が来ても、各地の状況は分からない!
流言飛語、デマがとびかうだろう・・・・・・・
そんな中で立ち上がり、賭けに勝つ!
万馬券以上の配当になった!

三浦氏、小山氏、千葉氏、氏は総領の統率力が強い組織。(もっとも三浦党とも言われるが・・・・・)
秩父党、武蔵七党、党は連合型の組織である。
頼朝も苦労したと思う!
自分より兵も多い豪族?
それに気を使いながら遊泳する!
兄弟は殺さなければならない。
果たして自分に忠実な部下は何人いたのだろうか?
又真に信頼できる部下はいたのだろうか?
内容は分かり易いと思う!
面白い本でした!

2012年12月15日 (土)

源平興亡三百年・中丸満

源氏と平氏―二つの武家はどのように台頭し、そして相争うことになったのか?源平それぞれの源流を追い、その後の数多の合戦と無数の陰謀に彩られた死闘を描き出す。平将門、源義家、平清盛、源頼朝、平知盛、源実朝など、源平の群像の活躍を通じて、その三百年に及ぶ激動の歴史が浮かび上がる。

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源平合戦、源源合戦、平平合戦。
完全に源平に分かれていたわけではなく、同族で争っていた。
歴史をならった時は、桓武平氏、清和源氏と、各々一人の天皇から生まれたと思っていた。
今はもっと知っている。桓武平氏はその通りで、源氏はもっと沢山の天皇の臣籍降下だと。
源氏は嵯峨天皇の子供の臣籍降下から源氏姓が始まった。
嵯峨天皇は50人の子供があったようだ。その内32人に源氏の名前を与えたようだ。
要は、口減らしだったようだ。
臣籍降下の場合、基本的には源氏姓のようだ。
天皇の名前が上にくる。
宇多源氏、村上源氏、仁明源氏・・・・・・・・・

坂東平氏、関東は源氏の本拠地かと思ったがそうではない。
平氏が沢山いる。
千葉、三浦、大庭、梶原等の豪族が平氏である。
それらが頼朝を立てた。
何も源氏がまとまって平氏を打倒した訳ではない。
その場その場での状況に応じて、自家の勢力の保存を図ったようだ。
それぞれの成り立ちがある。
東北で苦労した源頼義、義家親子。
平将門も同族の争いに敗れたようだ。
平忠常の乱。
人間関係が複雑である。
陰謀、裏切り、暗殺、密告いろいろある。
読んでいて色々あると感心する。
清盛と義朝の争いは小学生の時から知っている。
源氏の方が武芸に秀いている。
悪源太義平、鎮西八郎為朝の話には、子供ながら興奮したのを覚えている。
名前からして豪傑だ!

「アナタコナタする清盛」
八方美人と言えるほど気を使っていたようだ。
承久の乱までの歴史が記述されている。
面白い本でした!

2012年8月20日 (月)

小説 平清盛・高橋 直樹 

天下は、一本の矢だけでは動かない。時代の潮流は、清盛と頼朝をどこへ押し流すのか―。五二〇枚・渾身の書き下ろし。

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最近続けて高橋直樹の鎌倉時代、頼朝が絡む本を読んだ。
なかなか面白かった。
それで著者の清盛の本も読んでみたくなった。」
なかなか面白い。一気に読ませる。
清盛の子供の頃は省いてある。
青年と言うか20代半ばぐらいの年から物語は始まる。
爽やかなイメージだ!
保元・平治の乱を経て平家の繁栄が描かれる。
福原遷都!
今、湊川神社の近くに自分の会社の事務所がある。
福原、神戸と言われたら気になる。
既得権と言うか利権が絡む。
山門、既成勢力の及ばないところに港が欲しかったのか・
読んでいると清盛は商人と言うか、政治家をイメージさせる。
興福寺との対決。
高倉上皇がやめて欲しいと懇願するが無視!
藤原氏の氏寺だ!
しかし悪僧は滅ぼさなければならない!
この辺は武人だ!
断固として妥協しない!
武人でありながら、公家風に生きようとしたのか?
嫡男重盛との思いの違い!
平家滅亡を見ずに死んだのは幸せだったのか?
一気に読めた!

2012年8月 7日 (火)

源氏の流儀―源義朝伝・高橋 直樹 

鎌倉幕府を開いた源頼朝、そして、日本史上の稀代の英雄、源義経の父にして、太政大臣・平清盛の最大のライバルと目された男、源義朝。平家に比肩すべく、関東を源氏の拠点として作り上げ、頼朝再起の基礎を作り、保元の乱では、敵方についた父と弟たちを殺し、源氏の棟梁に君臨した悲運の御曹司の波瀾の生涯。


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著者の鎌倉時代の小説は暗い?
この前に読んだのが、霊鬼頼朝。
これも暗かった!
情念・怨念というか人間の本性が出ていると思う。
源平合戦と言うが、本当は源源合戦、平平合戦で同族の殺し合いだったようだ。
関東の頼朝の配下も平氏が多い。

平清盛のライバルと言われる源義朝。
保元の乱で勝ち、父・兄弟を処刑する。
源氏の棟梁に、父を倒しなる。
栄光の時間は短かった・・・・・・・
ライバル清盛の方が温かみを感じさせる。

昔は側室も多く、子どもも多い。
後継争いも多かったようだ。
天皇も後継者争いがある。
時の豪族が絡んでくる。
保元、平治の乱を、義朝を中心に持ってくればこのような風景になるんだろう。
面白いが、楽しい本では無い!

曾我兄弟の密命―天皇の刺客・高橋 直樹

忠臣蔵、鍵屋の辻の決闘と並び、日本三大仇討ちのひとつとして知られる曾我兄弟の仇討ち。親孝行の美談として語られ続けた、この悲劇の物語の裏には、苦節17年もの壮絶な策略が隠されていた。頼朝と曾我兄弟の知られざる因縁。そして、勝者によって歴史の闇に葬られた敗者の無念を力強く描いた長篇小説。

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伝奇小説を読んでいる感じ。
大好きな作家、隆慶一郎、新宮正春がいる。著者もその系統か?
源義朝伝についで読んだ。
高橋直樹もよく読む。但し暗い!
子供の頃日本の三大仇討ちの一つだと言う事は、何故か知っていた。
美談として理解していた。
そのうち色々知るようになった。確か頼朝を狙ったと言う説もあった事は知っていた。
今回初めて曽我兄弟の仇討ちの本として読んだ。
生い立ちから書かれている。そして壮大なドラマが描かれる。
京都、天皇と鎌倉の頼朝との対立。

伊東祐親は工藤氏と対立する。
曽我兄弟の親の敵が工藤氏になる。
頼朝が言う。伊東祐親と北条時政の差は無い。
単に偶然のなせる業か?伊東祐親は頼朝と娘の仲を裂き、生まれた子供を殺す。
頼朝挙兵時に平氏側に立つ!
北条時政は娘、政子との仲を認め頼朝側に立つ!
結果伊東氏は没落する。

京都と鎌倉の対立。
頼朝の娘を天皇家へ入れたい。
京都側は拒否したい!
京都側は武家には頼れない。
平家・木曽義仲・源義経・奥州藤原氏・・・・・・皆滅びた!
鎌倉に対抗できる武将はいない。
ここで陰謀がある。
後鳥羽天皇 高倉範季 源範頼 甲斐源氏―安田義資 京の小次郎 曽我兄弟と結ぶ。
曽我兄弟の仇討ちにかまけて、頼朝を殺害する。
同時に遠江の安田氏が挙兵する。
頼朝に対抗できるまとまった戦力がある。
暗殺現場は富士、遠江は隣だ!
鎌倉では源範頼を祭り上げる!頼朝の後継にする。
全ては頼朝を殺害が前提である!
「吾妻鏡」 を裏読みすればそう言う読みが出来る?
仇討ち成功!
でも頼朝暗殺失敗!
ここで暗殺者の一人が言う。
「ときはいまぞ!」
チョッとおかしかった!
その後の 源範頼 安田義資一族の粛清!
それが頼朝暗殺失敗の結果であると!
一気に読めて面白かった!
著者のまだ読んでない本が何冊かある。引き続き読んで行きたい!

2011年12月11日 (日)

「武士の王 平清盛」 伊東潤

著者は小説家である。初めに記述している。「人事屋の書いた経理の本」が売れていた。
著者自身が分かり易かったと言っている。
専門家と言う人が書けばどうしても、あえて言えば自己中心的になるのではないかと思う!

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やはり門外漢でも分かるようにするには、門外漢が書けばよいのか?と思ってしまう。
著者か記述しているが、歴史研究家の悪い点として 「定説を覆した人間偉い」 どうとでも解釈できる古文書を発見すると我田引水に解釈して、「俺が考えついた」 「俺が最初の提唱者だ」と!
「陰謀史観」 と言う物が必ず出て来る。
出て来ても仕方がないところもある。

国取物語、斉藤道三が一代で取ったんでは無く親子二代で取ったと言うのが最近の定説のようだ!これなんかははっきりしているようだ。
はっきりしていないのは犯人が分からない物だ。
本能寺の変・源実朝の暗殺・坂本竜馬の暗殺の黒幕。
これはそう言う本ではないが・・・・・・・

著者自身も歴史家では無い。武田家滅亡を読んだのが著者の初めての本だった!面白かったのを覚えている。
来年の大河ドラマは平清盛だ!どうしてもそれに合わせて出版したと思われる。がそうでもないようだ。
思った通りに、やはり分かり易い!

保元・平治の乱。同族の争い。源源、平平同士の争い。
藤原氏も同様。天皇家の内紛。身内の争い。
清盛は真面目な性格と書かれている。
院との関係。宗教勢力、延暦寺等の関係等分かり易い!
戦国武将で似ている武将として明智光秀の名前をあげていた。
言われてみれば納得できる。

最高位まで昇ったのだから真面目だけでは無い!
権謀術数にたけていなければ無理だろう!
娘が沢山必要だろう。親戚になる為には・・・・・・・
一気に読めた本である!

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