本・絵画で読むグレコのスペイン・中丸 明
神秘の光を宿す画家エル・グレコに、スペインの古都トレドを案内してもらおう。鞄に教養忍ばせて、いざ情熱の国、スペインへ。スペインの魅力が凝縮した街トレドの食・歴史・文化、
グレコの画業を楽しく軽快に案内する。
1999年発行である。20世紀最後に書かれた・・・・・
著者の本も良く読んでいる方である。
名古屋弁と言うか言葉に酔っている感じしないでもないが・・・・・
下ネタも沢山出て来る。面白いが・・・・・・
エル・グレゴは好きな画家である。
スペインに行った特に妙に印象に残った!
それ以来珍しく本を買ったりしている。
倉敷にも観に行った。昨年は大阪へグレゴ展を観に行った。
絵画の美術館でも時々一点だがある時がある。
そに時は嬉しい!
この本は一度読んでいるが、読み返した。それ程気にいっている画家だ!
最初に 『天正少年使節団』 がトレドに来た話から始まる。
かってのスペインの首都である。
トレドに行った時に観た絵画が、世界三大絵画の一つ、『オルガス拍の埋葬』!
この絵の前に日本の観光客が三グループいた。
日韓ワールドカップ開催時に良くやっていると、自分ながら思った。
サントトメ教会にあるが、あるのはこの一枚だけらしい。
著者言う、スペインに来るならトレドだと!
著者自身、スペインに貧乏旅行?乞食旅行をしたようだ。
ギター?スペイン音楽に憧れていたのか?
それともスペインの情熱的な女性にハマったのか?
金のないのにと言ったら怒られるか?
グレコは良く金の事で依頼主と揉めたようだ・・・・・・
プライドが高いのか?死んだ時は一文無しだったようだ。
ギリシャ、クレタ島、ベネチュアを経てトレドに来た。
スペインの歴史が記述される。
侵略の歴史か?
ローマ、カルタゴ、西ゴード、ムーア人・・・・・・
イスラム、ユダヤ、キリストとそれなりに協調していた。
レコンキスタ、国土回復運動?
良かったのか?悪かったのか?
スペインはカトリック保護の国である。反宗教改革の国?異端と言われ追われた人も多い。
運河を造るかどうか?
「必要なら神が造っていたでしょう」
そりゃ技術の進歩が停滞する。
裏話と言うのが随所にある。
ルターが便秘だった。
ミケランジェロがホモ。
グレゴ自身、情人がいたとされる。
画風の説明がある。八等身?十等身?
顔も特徴がある。
オルガス拍の埋葬の絵の解説がある。
前から思っていたが、むっつりした顔しかない。
自身も絵の中に入っているようだが・・・・・・・
暗い絵なのか?
トレド風景。トレド景観と地図。異様な迫力を感じる。
お蔵入りにされた絵もある。
マリア等描くにはモデルがいる。そりゃ初恋の人なのか?
あまり高貴な女性では無かったようだが・・・・・
スペインの案内書でもある。面白かったです!
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